清栄山 1006m(熊本県高森町)
熊本百名山
2004年9月26日
登山ルート

村山祖母神社(9:10発)-黒岩峠(10:05着10:10発)-清栄山(10:30着11:00発)-黒岩峠(11:10着発)―高森峠(12:30着)
携行品 (今回は下山後に昼食の予定のため軽装備でした。)
カッパ・ポカリスウェット1本・手袋・スパッツ・タオル・帽子(TARAGI)・カメラ・おにぎり2個
山行後記
祖母神社から黒岩峠への登りの九十九折の道は登り一辺倒であるが、両サイドに花が群生していて疲れを感じることはない。ただ時折下ってくる車には十分な注意が必要だ。展望が良いので登るに従って阿蘇の自然が眼下にひろがってくる。黒岩峠には十分な広さの駐車場があるが、できれば神社から展望を楽しみながら登ってくるのがお奨めだ。ましてや峠から清栄山頂上までは20分そこらで着くのでなおさらだ。この駐車場で一休みしたら、清栄山登山口からいきなり始まる急登をいっきに登ろう。すぐに視界が開ける。左に阿蘇を見ながらもう2箇所の急登をクリアすれば頂上に着く。頂上は細長く、広くはない。ベンチが1台おいてある。荷物を降ろしたら360度のパノラマを楽しもう。阿蘇方面に根子岳、高岳などの阿蘇五岳、清和村方面に祖母山、高森峠、清水峠へと延びる南外輪山は雄大だ。
黒岩峠から高森峠への道はチェーンのまかれた門を開けることから始まる。緩やかな下り坂が続く。牛の糞が多いので足元に注意して歩こう。2つ目だったと思うが、高森峠と書いてある標識に出くわしたら、右に山へ向かって続く崩壊した溝がある。おそらく、そこを登っていくと展望の良いトレッキングコースに出るはずだ。今回我々はそのまま下の道を行ってしまったので、旧325号線に出るはめになってしまった。地図で十分に確認して欲しい。不幸にも我々と同じように旧325号線に出てしまったら、高森遂道を抜けると旧高森峠展望所がある。2箇所の崩落箇所を通ると高森峠の新道にぶつかる。

汗を流すのにはらくだ山そばの月廻り温泉がお奨めだ。大人一人500円。屋内、露天ともに湯船からは根子岳の雄大な姿を見ることができる。
朝5時半出発、益城インターで高速をおりて、俵山トンネルをぬけて旧道を通って高森町へ。高森神社、高森小学校を通り、南阿蘇鉄道の見晴台駅から高森の町の中を通り高森峠へ。8時過ぎ高森峠着。高森タクシーに電話を入れる。待つこと数分、愛想の良い運転手さんのタクシーに乗って村山祖母神社へと向かう。
村山祖母神社入口  
高森峠に車を置いてタクシーで10分も
かからずに到着。由緒ある神社のようで
参道の杉の古木がその永い歴史を我々
に語りかけてくるようです。









 

祖母神社参道の入口です。まっすぐ上がって行くと神社に着きます、登山道は一軒目の家を右折します。
消火栓のところに案内板があります。これから登る清栄山の登山口黒岩峠まで3.0キロメートルと書かれてあります。




神社から狭い道を数分歩くと、車が通れる広い道に出ます。
南外輪山の案内板を左に登って行きます。すぐにランドクルーザーが追い越していきました。
このグループと清栄山頂上で会うことになりました。



道の両側にはゲンノショウコの群生や露草の群生がありました。
写真を撮りとり、前方に見える清栄山を目指します。
太陽が清栄山の向こうにあるので、つまり逆光のため空がとんでしまいました。
今朝は5時起きで来ましたが、なかなか体調は良いようで、足が勝手に前へ前へと動きます。
リーダーの岳ちゃんはなんと睡眠1時間のみ、でもさすがリーダー、いつものペースで登って行きます。

ずいぶんと登ってきました。心配されたお天気も上々、青空が出てきました。高森、阿蘇白川、久木野村方面です。

九十九折の登山道。途中、2台の降りてくる車と出会いました。
写真中央から左手に、、夜峰山、御籠門山、烏帽子岳がすこし見えています。

1時間弱で黒岩峠に着きました。この案内標識が立っているところが清栄山への登山口です。
右には駐車場があります。私たちを追い越していったランドクルーザーが止まっていました。

清栄山への登りはいきなりの急登から始まりです。ちょっと登ると平旦になりますが、また急登になります。


もう少しで清栄山の頂上です。右側は清和村、左が高森町です。

頂上にはすでに5人の方がいらっしゃいました。ランドクルーザーの方々です。
品の良い年配の男性と中年の男性、女性3人、しばらくみんなで仲良く談笑。
年配の方は若い時にはあちこちの山に登っていらっしゃったようで、市房のこともよく知っておられました。
今日はこのまま下山して温泉と食事をして帰るとのことでした。
このパーティが下山してしばらくすると、ご夫婦が登ってこられて、下の駐車場から来たら、もう着いてしまったと。
あとからもう一人お仲間が登ってこられて、3人でお昼。すぐに美味そうなにおいが漂ってきました。
根子岳や高岳は雲をかぶっていました。
清和村方面から雨雲がきているようでしたので雨にならないうちに下山することに。

外輪山と高森町
中央を国道325号が阿蘇大橋へ向かって走ってます。左に南阿蘇鉄道が走っています。

私たちの下山中に40人の団体さんが登ってこられました。
40人ともなるとやり過ごすのにちょっと時間がかかりました。
だいぶつらそうな方もいらっしゃいましたけど、お天気がよくてよかったですね。

黒岩峠から高森峠へ
こちらの標識には高森峠まで3.7キロと書いてあります。
道の反対側の清栄山の登山口にある標識には3.3キロと。この道幅は400メートルもあるのですよ。
コンクリートの道には牛のフンがいたるところに。
途中、清栄山に向かって帽子を振りましたが、見えたかな?

途中、高森峠からのご夫婦れとすれ違いました。「子どもがふたりきませんでしたか?」
子どもさんたちはこの標識の立ってるほうに行かずにまっすぐアスファルトの道を降りて行ったようです。
私たちはこの標識のある草むらの道を歩いてこのコンクリートの道に出てきました。
これは間違いだったようです。ここに出てくる前に、山に向かって崩れた溝がありましたので、
そこを登っていけば、地図に書いてあったブッシュ道に出たんじゃないかと思います。
このあとはただひたすら歩くのみでした。

黒岩峠と高森峠の中間点。どちらに行くにも2キロです。右が黒岩方面、左が高森方面。

とうとう車道に出てしまいました。ここは、昔、自動車が通っていた道路です。

高森遂道

伊豆の踊り子か雪国か

昔の高森峠展望所です。
今の道ができる以前にはここで高森町や阿蘇、外輪山を多くの人が見ていたことでしょう。

訪れる人もいない展望所です。
階段に草が生えて、いずれここに展望所があったことなど、わからなくなってしまうでしょう。

がけ崩れの修理箇所が2箇所ありました。左側を通っていきます。
時速30キロの速度制限の標識が立っています。
スピードは控えめに。

がけ崩れを通り抜けると、私たちが車を止めた高森峠の駐車場が見えました。
右手の青い標識の上の建物(トイレ)がある場所です。

ここには野口雨情が昭和9年に高森を訪れた時に詠んだ歌碑があります。
 阿蘇の高森、お日和つづき
     畑にゃ、菜種子の花ざかり
登山道で見かけた花々

           つりふね                              きつりふね

            きばなあきぎり                           げんのしょうこ

             くさふじ                              つゆくさ

          おたからこう                             ししうど

           おみなえし                              おとこえし

           がまずみ                                なんてんはぎ

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